「靴」と「歩く」の専門家として、これまでに学んだことや体験をしたことを「ミニコラム」として、お話しさせて頂きたいと思います。
どうぞ、お付き合いください。
外反母趾は、足の親指が内側に曲がることで痛みが生じる疾患です。主に女性に多く見られ、つま先が細い靴やヒール靴を履くことで悪化することがあります。外反母趾は、親指のつけ根から先が圧迫されることで変形が起こりやすく、痛みや歩行困難を引き起こすこともあります。
外反母趾の症状は以下の通りです。
親指の変形: 親指が人差し指の方に傾き、つけ根あたりがこぶのように突き出るのが外反母趾の外見的特徴です。親指が他の足指に向かって重なり、形が変わることもあります。
痛み: 外反母趾の最も一般的な症状は、親指のつけ根あたりの痛みです。特に、靴を履く際や歩行時に痛みを感じることがあります。つま先が細い靴や高いヒールの靴を履くとつけ根への負担が増し、外反母趾を発症しやすくなります。
腫れと炎症: 外反母趾が進行すると、親指のつけ根や関節周辺に腫れや炎症が生じることがあります。
足の変形: 外反母趾が進行すると、親指周辺だけでなく、関節が変形して足底のアーチが崩れるなど、足全体に影響を及ぼします。
外反母趾の原因は、先天性と後天性の要因が関与しています。
骨格の形成異常や靱帯の弛緩など骨格系の発育異常が関与しています。母趾の付着する骨の形状や接合する靱帯の張力が弱いため、母趾が外反しやすい状態が生まれます。関節リウマチなどの内因性の疾患や、外傷・炎症後の変形も後天的な外反母趾の原因となります。
高ヒールの長時間着用: ヒールの高さが高ければ高いほど、母趾への外反力が大きくなります。
狭い靴の常用: 足指が圧迫されることで母趾の正常な機能が低下していきます。
靴のサイズに過度にこだわらない人: 靴紐をきちんと結ばないと、足部が前方に滑り、足趾にストレスが掛かります。
外反母趾の対策としては以下の点に注意しましょう：
ヒールの低い広めの靴を選ぶ。
足指スペーサーや分離式の靴内底を使う。
裸足になる機会を作り、足指を動かす運動を行う。
足の筋力強化運動やストレッチを行う。
自覚症状が酷い場合は、整形外科を受診することをおすすめします。
当店では、外反母趾の方でも楽に歩けるよう最適な靴やインソールをお選びします。
「足指まっすぐ靴下」も大変好評です。ぜひ、ご自身でお試し下さい。
外反母趾葉ほっておいても治りませんので、ひどくなる前に対策しましょう！！
最後までありがとうございました。
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